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原宿の隠れた癒しスポット|太田記念美術館で静かに鑑賞する浮世絵の世界

関東

東京・原宿といえば、ファッション、若者文化、最先端のトレンドが集まる場所。週末ともなれば多くの人々でにぎわい、エネルギーあふれるエリアです。そんな原宿のすぐ裏手に、静かで落ち着いた空間があるのをご存じでしょうか?それが「太田記念美術館」です。まるで都会の喧騒から一歩離れて、時間がゆっくり流れているような感覚を味わえるスポットです。 

浮世絵専門の美術館  – 日本の伝統美にひたる特別な時間 

太田記念美術館は、1977年に設立された浮世絵専門の美術館です。1980年に現在の原宿の地にオープンし、日本の伝統文化を静かに、しかし確実に発信し続けています。江戸から明治にかけての浮世絵を中心に、約15,000点の肉筆画や版画を所蔵しており、海外でも絶大な人気を誇る葛飾北斎の“The Great Wave”『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』もその中に含まれています。美術館の規模は決して大きくありませんが、和風の落ち着いた雰囲気の中、ひとつひとつの作品にじっくりと向き合うことができます。 

展示は季節ごとに変化 – 何度訪れても新鮮な発見がある 

この美術館のもう一つの魅力は、常設展がないこと。展示はテーマごとに企画され、1〜2ヶ月ごとに入れ替わります。そのため、訪れるたびに異なる世界観と作品に出会えるのです。浮世絵には、四季折々の風景や当時の暮らし、役者絵や美人画など、さまざまなジャンルがあり、展覧会によってまったく違う雰囲気を楽しめます。当時のままの色彩を守るため、館内は照明もやさしく抑えられているので、単眼鏡があると細部までしっかりと観察できておすすめです。 

ミュージアムショップも要チェックお土産にぴったりのユニークなグッズたち 

展示を楽しんだあとは、受付の横にある小さなミュージアムショップをのぞいてみましょう。所蔵作品をもとにした絵はがきや、シール、アクリルスタンドなどのグッズが揃っています。クスッと笑える浮世絵のモチーフもあり、日本の伝統とユーモアの融合を感じさせてくれます。 

地下には手ぬぐい専門店「かまわぬ」も – 原宿限定デザインも見逃せない! 

さらに、地下フロアには手ぬぐい専門店「かまわぬ 原宿店」が併設されています。 
手ぬぐい」とは、綿でできた日本の伝統的な布で、かつてはタオルや包み布として日常的に使われていました。今ではインテリアやファッションとしても人気があり、海外でもファンが増えています。カラフルでデザイン性の高い手ぬぐいが壁一面に並び、その美しさに思わず目を奪われてしまうはず。原宿店でしか手に入らない限定柄もあるので、チェックは欠かせません。ほかにも箸置きやハンドタオル、小さな和雑貨などが揃い、お土産探しにもぴったりです。 

さいごに – 浮世絵の世界に触れる、原宿のひととき 

にぎやかな原宿の中心で、静けさと美しさに包まれる時間を過ごせる太田記念美術館。日本を何度も訪れている方にも、きっと新しい発見と感動があるはずです。忙しい旅の途中に、少しだけ浮世絵の世界にひたるひとときを楽しんでみてください。 

基本情報 (訪問前にチェックして下さい) 

項目 内容 
名称 太田記念美術館 
所在地 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1‑10‑10 
アクセス JR原宿駅から徒歩5分/東京メトロ千代田線、副都心線 明治神宮前駅から徒歩3分 
営業時間 10:30〜17:30(最終入館 17:00) 
定休日 月曜・展示替え期間・年末年始 
入場料 展覧会による/中学生以下無料/各種割引あり 
所要時間目安 約45分〜1時間 
公式サイト https://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
電話番号050‑5541‑8600(ハローダイヤル) 
備考 
山種美術館、戸栗美術館など相互割引あり 

最新の情報は公式サイトよりご確認ください。

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旅好き食いしん坊ライター。方向音痴の全国通訳資格ガイド保持者。日本旅行リピーターも迎え入れる日本人側も両方ハッピーになるようなネタ探しに毎日奔走中

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