「金継ぎ」、なんておしゃれなサステナブル!
お気に入りの器を直すなら「金継ぎ体験(Kintsugi experience)」がおすすめ。
お気に入りのカップやお皿が割れてしまったら悲しいですよね。
でもその器を「もっと素敵に」生まれ変わらせる事ができるんです。
それが、日本独自の伝統技術 「金継ぎ」。
今、海外の方からも「やってみたい!」と人気が高まっているんです。
金継ぎの歴史は縄文時代から

実はこの金継ぎの歴史、とても古いんです。
なんと、発掘された縄文時代(約1万6,500年〜2,300年前)の土器に、すでにその痕跡が見つかっています。
壊れた器を捨てずに修復して大切に使い続ける ― 日本の「もったいない精神」はこんな昔から?
金継ぎに欠かせない「漆(うるし)」

金継ぎに使うのは「漆」。
漆はウルシの木の樹液で、接着力はもちろん、防水、防腐、抗菌性にも優れた天然の万能素材。
汁椀やお盆といった日用品から、仏像や寺院建築まで、日本の美術品を支えてきた存在です。
金継ぎでは、この漆を使って割れた器のかけらを接着し、その継ぎ目を金粉や銀粉を混ぜた漆で上塗りして補強し仕上げます。
元々の器にはない鮮やかな金や銀の線がアクセントとなり、全く別の器のような趣に。
また、元の器の色に合わせた漆で仕上げる「トモツギ」という手法では、ほんの少し色の濃淡を変えてみたりすると、それはそれはオシャレな仕上がりに。
いずれにせよお約束できるのは…
金継ぎした器は、元の無傷の器よりずっと素敵になる、ということです。
ちょっと大変な「本漆」と、気軽にできる「現代金継ぎ」

が、この本漆、なかなか気むずかしいのです。
本漆がその強力な接着力を発揮するには気温25度以上、湿度70%以上で、3週間以上の乾燥期間が必要、この自然条件と時間が揃わないと能力を発揮してくれません。
輪島塗、山中塗、会津塗など漆器の名産地はこの自然条件が保たれていた地域なんですね。
一方で、本漆は使ってみたいが、三週間は待てない、と思う方も。
そこで誕生したのが 「現代金継ぎ」。
現代金継ぎでは、人工的に作られた漆(色はヘーゼルナッツの皮でつけるなど)や、金銀の代わりに真鍮やアルミの粉を使用。
短い時間でも美しい作品に仕上げらます。
都内で参加できる金継ぎ(Kintsugi)体験ワークショップ

なんと今、都内でも2時間半〜3時間で体験できる金継ぎクラスが開催されています。
プロの金継ぎ師さんが丁寧に教えてくださるので、初めてでも安心。
私が参加した時は、4人の参加者に対して先生と助手の方2人で対応してくださいました。
一人ひとりの作業をしっかり見てくれるので、失敗してもちゃんと修正してくれます。
具体的には、作業の流れはこんな感じ👇
- 割れた部分の断面を金属のヤスリで整える
- 紙ヤスリでさらに滑らかに
- 両面に漆を塗って接着
- 継ぎ目を金や銀の粉を混ぜた漆で仕上げ
器がなくても大丈夫!
参加するときは、自分の大切な器を持ち込むのがベストですが、手持ちがない人向けに「割れた器」も用意されています。
好きなものを購入して、その場で金継ぎ体験ができますよ。
体験の最後はお茶タイム

作業を終えると、美味しいお煎茶と和菓子でほっと一息。
さらに、自宅でも挑戦できるように金継ぎセットも購入可能。
これさえあれば、もし「ガッチャーン!」「あ〜!」という事があっても大丈夫。自分で器を修復して、オリジナルのアート作品にすれば良いのです。
おわりに |金継ぎワークショップを東京で体験してみては?

「壊れてしまった器は捨てるもの」のではなく、「新しい命を吹き込みもう一度輝かせるもの」。
つまり、金継ぎはそんな素敵な考えを現実に形にしてくれる、日本が誇るサステナブルな文化です。
もし、あなたが手元に傷ついた器をお持ちなら、ぜひ一度試されてみたらいかがでしょうか?
うつわ 御結 HANARE 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | うつわ 御結 HANARE 基本情報 |
| 所在地 | 東京都港区南青山6-12-12 南青山マンション205号 |
| アクセス | 東京メトロ「表参道駅」より徒歩5分 |
| 営業時間 | 完全予約制(通常営業時間は公開されていません) |
| 定休日 | 予約制のため定休日の記載なし |
| 入場料 | 金継ぎ教室 体験料:8,800円/人(6名まで) 器(必要な場合1,640円〜) |
| 所要時間目安 | 約2.5時間 |
| 公式サイト | https://utsuwa-omusubi.com |
| 備考 | 「うつわ 御結 HANARE」は、「うつわ 御結」のアートギャラリー併設の完全予約制スペースで、金継ぎ教室はここで開催されます。講義や茶菓子つきの体験として文化を深く味わえる構成です。 |