渋谷の無料スポットを厳選紹介!金王八幡宮の御神木、スクランブル交差点の展望、ハチ公像とモヤイ像の物語、公園通りギャラリーのアートを巡り、渋谷の奥深い魅力を楽しもう。
渋谷の隠れた無料スポット4選 | 歴史・アート・展望を楽しむ
渋谷といえば若者文化やショッピング、そして世界的に有名なスクランブル交差点が思い浮かびます。しかし、実は「渋谷」という地名は、平安時代(11世紀ごろ)にこの地を治めた渋谷氏に由来し、街には今も歴史や文化を感じられる場所が点在しています。今回は観光ガイドにあまり載らない、しかもすべて無料で楽しめる渋谷の隠れたスポットをご紹介します。
金王八幡宮 | 渋谷のルーツと千年の御神木

渋谷駅から警察署方面に坂を上がった先、ビル街にひっそりと佇む「金王八幡宮」。1092年に鎮座したと伝えられ、渋谷氏の祖・河崎基家がこの地を治めるようになってから、武勇に優れた金王丸の名を冠して「金王八幡宮」と称されました。江戸時代(17世紀初期)には徳川家からも厚く信仰を受け、現在も残る社殿は東京都の有形文化財に指定されています。
境内でひときわ存在感を放つのが、推定1000年の樹齢を誇るシイの御神木。落雷で幹の内部は空洞になりながらも、今もなお青々と枝を広げています。その姿は長い歴史を生き抜いた力強さを象徴し、渋谷随一のパワースポットとして信仰を集めています。
八幡大神は「文武の神」「平和の神」「母子の神」「子授・安産・子育ての神」として古くから信仰されてきましたが、当八幡宮ではさらに「福徳開運」「厄除」「良縁」、そして特に「渡航交通安全の神」として御神徳が高いと伝えられています。海外からの旅行者にとっても旅の安全を祈れる絶好の場所であり、渋谷観光の始まりに訪れるのもおすすめです。
また境内には源頼朝ゆかりとされる「金王桜」が残され、春には華やかに咲き誇ります。桜の名所としても知られるほか、9月の例大祭では神輿が渋谷の街を練り歩き、都会と伝統が交錯する光景が広がります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 金王八幡宮(こんのうはちまんぐう) |
| 所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-5-12 |
| アクセス | JR・東京メトロ・東急東横線・京王井の頭線・田園都市線「渋谷駅」出口C1より徒歩約5分 |
| 営業時間 | 境内自由(授与所は9:00〜17:00) |
| 定休日 | なし |
| 入場料 | 無料 |
| 所要時間目安 | 約20~30分 |
| 公式サイト | https://www.konno-hachimangu.or.jp/ |
| 電話番号 | 03-3407-1811 |
渋谷スクランブル交差点を無料で一望できる展望スポット

「渋谷スクランブル交差点を上から見る」ことは旅行者に人気の体験ですが、無料で楽しめる絶景スポットのひとつが「渋谷スクランブルスクエア12階イベントスペース」です。商業施設の高層階にある多目的ホールで、普段は一般に開放されています(イベント開催時は利用できない場合もあります)。

窓越しに交差点を一望でき、信号が変わるたびに数百人が一斉に動き出す姿は圧巻。昼間は人の流れそのもの、夜は街のネオンと人波が織り成す幻想的な光景が広がり、写真や動画撮影にも最適です。訪れたときはカフェバーが併設されており、飲み物を片手に眺めを楽しむこともできました(常設ではないため、時期により異なります)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 渋谷スクランブルスクエア |
| 所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-24-12 |
| アクセス | JR・東京メトロ・東急線・京王線「渋谷駅」直結 |
| 営業時間 | 10:00〜21:00(施設営業時間に準ずる)※イベント開催時は利用不可の場合あり |
| 定休日 | 不定休(施設に準ずる) |
| 入場料 | 無料 |
| 公式サイト | https://www.shibuya-scramble-square.com/ |
| 電話番号 | 03-4221-4280(代表) |
より東京を一望できる「SHIBUYA SKY」は、週末は特に混み合う人気スポット。
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ハチ公像とモヤイ像 | 渋谷を象徴する無料スポット

渋谷駅の西口にある「忠犬ハチ公像」は、言わずと知れた待ち合わせの定番スポット。主人を待ち続けた秋田犬ハチの物語は日本だけでなく世界でも知られており、今も多くの人々が写真撮影や待ち合わせに利用します。

一方で、渋谷のもう一つのシンボル「モヤイ像」は、知る人ぞ知る隠れた名所。イースター島のモアイ像に似た姿をしていますが、実際には伊豆諸島・新島の特産である火山石「コーガ石」で制作されたものです。1980年に新島の人々から渋谷区に贈られ、「力を合わせる」という意味を持つ島の言葉「モヤイ」にちなんで名付けられました。
モヤイ像が象徴するのは「都会と島のつながり」。東京のど真ん中でありながら、遠く離れた島の文化と人々の思いが込められています。現在は「渋谷フクラス」西側広場に移設されており、待ち合わせや写真撮影の場として根強い人気を誇ります。ハチ公が「忠誠と絆」を映す存在なら、モヤイ像は「友情と連帯」を伝える贈り物。渋谷の多様性を象徴するモニュメントとして、ぜひ注目してみてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | モヤイ像 |
| 所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目2-3(渋谷フクラス 西側広場) |
| アクセス | JR・東京メトロ・東急線・京王線「渋谷駅」西口より徒歩約1分 |
| 営業時間 | 常時見学可能 |
| 定休日 | なし |
| 入場料 | 無料 |
| 所要時間目安 | 約5〜10分 |
| 公式サイト | (渋谷区観光協会内紹介ページ)https://play-shibuya.com/spot/16273 |
| 備考 | 伊豆諸島・新島から1980年に贈られた石像。「力を合わせる」という意味の「モヤイ」に由来。待ち合わせスポットとして人気。 |
東京都渋谷公園通りギャラリー | 誰もが楽しめるアート空間

渋谷駅から徒歩圏にある「東京都渋谷公園通りギャラリー」は、無料で入場できる現代アートスペースです。障害のあるアーティストを含む多様な表現を紹介する企画展を開催しており、渋谷の街歩きの途中で気軽に立ち寄れる文化拠点となっています。
このギャラリーの特徴は、単に作品を鑑賞するだけでなく、アートを通じて多様性への理解を深め、誰もが共に生きる社会のあり方を考えるきっかけを与えてくれることです。アール・ブリュットなど独自の感性から生まれた作品をはじめ、さまざまな創造性に触れることで、新しい価値観を発見できる場所でもあります。コンパクトな空間ながら、訪れるたびに思いがけないアートとの出会いが待っているのも魅力です。
さらに、東京でアートに触れたい方は東京おすすめ美術館ガイド Part 2もあわせてチェックすると、より充実したアート巡りができます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 東京都渋谷公園通りギャラリー |
| 所在地 | 〒150-0041 東京都渋谷区神南1-19-8 渋谷区立勤労福祉会館1階 |
| アクセス | JR・東京メトロ・東急線・京王線「渋谷駅」西口より徒歩JR「渋谷駅」ハチ公口より徒歩約8分/東急東横線、東京メトロ半蔵門線・副都心線、田園都市線「渋谷駅」B1出口より徒歩5分 |
| 営業時間 | 11:00〜19:00 |
| 定休日 | なし |
| 入場料 | 無料 |
| 所要時間目安 | 約20〜30分 |
| 公式サイト | https://inclusion-art.jp/ |
| 電話番号 | 03-5422-3151 |
渋谷の無料スポットまとめ | 隠れた魅力を巡る旅

金王八幡宮の歴史と御神木、渋谷スクランブルスクエアからの眺望、ハチ公像とモヤイ像の物語、そして公園通りギャラリーのアート。どれも無料で楽しめる渋谷の隠れた魅力です。観光客が多い街だからこそ、静かに景色や文化を味わい、マナーを守って訪れることが大切です。華やかな渋谷の裏側で、少し特別な体験をしてみてはいかがでしょうか。