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明治神宮 | 森と空に守られた東京の聖域と見どころ完全ガイド 

神社・仏閣

明治神宮は都会の中心に広がる聖域。100年の森に包まれた参道、巨大な木製鳥居、本殿の建築美、清正井や夫婦楠などのパワースポット、四季の行事まで詳しく紹介。東京観光で外せない明治神宮の魅力を完全ガイドします。

都会の中心に広がる神聖な森 

明治神宮

渋谷と原宿という東京を代表する繁華街からわずか数分の場所にある明治神宮。1920年に明治天皇と昭憲皇太后を祀るために創建され、今では日本有数の参拝者数を誇る神社です。お正月には毎年300万人以上が訪れ、日本一の初詣スポットとしても知られています。 

しかし、明治神宮は単なる観光名所ではありません。全国から献木された約10万本の木々が植林され、100年の歳月を経て自然林へと成長した境内の森は、大都市の真ん中とは思えない静けさと緑に包まれています。ここはまさに「都会のオアシス」であり、訪れる人に癒しと神聖さを同時に与えてくれる特別な場所です。 

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明治神宮の参道を歩く | 鳥居と奉納酒樽の意味

南参道に立つ大鳥居は、高さ12m、幅17mを超える日本最大級の木製鳥居。この鳥居に使われている檜は、台湾・阿里山産の樹齢1500年を超える巨木で、木目の力強さと自然の色合いがそのまま生かされています。都会の森に調和する姿は圧巻で、訪れる人を魅了します。 

鳥居をくぐる際は、軽く一礼してから端を歩くのがマナー。参道の中央は神様の通り道とされるため、真ん中を避けるとより丁寧な参拝になります。こうした所作を知っておくと、神社体験がいっそう深まるでしょう。 

参道を進むと、色鮮やかな日本酒の樽と、珍しいフランスのワイン樽が目に入ります。これは、明治時代に日本が西洋文化を積極的に取り入れた歴史を象徴しており、他の神社にはないユニークな奉納品です。 

明治神宮本殿と建築美 | 都会にそびえる荘厳な社殿

現在の本殿は、戦災で焼失した後の1958年に全国からの寄付と献木によって再建されました。檜造りの三間社流造(さんげんしゃながれづくり)様式で、屋根が前方に大きく流れる優美な形が特徴です。伝統的な神社建築の美を受け継ぎながら、都市の中心にふさわしい荘厳さを備えています。 

本殿前に立つ夫婦楠(めおとくす)縁結びや夫婦円満の象徴とされ、人気のパワースポットです。 

さらに境内には宝物殿(重要文化財)があり、伊勢神宮の様式を模した神明造風の建物で、明治天皇ゆかりの品々を収蔵しています。加えて、建築家・隈研吾設計の明治神宮ミュージアムでは、伝統と現代建築の融合を体感できます。 

明治神宮のパワースポット | 清正井の神秘

御苑にある清正井は、戦国武将・加藤清正が掘ったと伝わる井戸。年間を通じて水温が一定で清らかな水が湧き出し、かつては皇室の庭園を潤す役割を果たしていました。 

現在では「強力なパワースポット」として知られ、訪れる人が後を絶ちません。特に写真に収めると「運気が上がる」と言われ、SNSでも話題になっています。 

森と空に守られる明治神宮 | 東京で感じる聖域の気配

明治神宮

明治神宮のもうひとつのユニークな点は、羽田空港へ着陸する飛行機のルートです。午後になると都心上空を通過する航空経路が使われますが、不思議なことに本殿の真上は避けられているのです。航空管制上の安全理由に加え、神域への配慮も反映されているとされ、「森と空に守られた聖域」という印象をさらに強めています。 

夕暮れ時、斜めに差し込む光の中を歩きながら頭上を飛行機が横切る光景は、伝統と現代社会が共存する東京の縮図。地上では白無垢姿の花嫁が神前式を行い、空では海外からの飛行機が往来する――まさに国際都市・東京の象徴的な瞬間です。 

明治神宮の四季 ― 初詣から紅葉までの魅力

  1. 1月 初詣:日本一のスケールを誇る新年行事 
  2. 6月 花菖蒲:御苑の池周辺が紫に染まる美しい季節 
  3. 11月 七五三:着物姿の子どもたちが祝福を受ける華やかな祭礼 
  4. 11月下旬 紅葉:参道のイチョウ並木が黄金色に輝く 

まとめ | 明治神宮の魅力 

明治神宮は、東京という大都市にありながら深い森と静寂に包まれ、信仰と文化、そして国際都市の姿を同時に体感できる特別な場所です。巨大な鳥居、本殿の建築美、清正井の神秘、そして空からも守られる神域――これらは他の神社では味わえない明治神宮ならではの魅力です。 

参拝のあとに周辺を散策するなら、同じ原宿エリアにある太田記念美術館で浮世絵を鑑賞したり、渋谷駅方面に足をのばして渋谷の隠れた無料スポットを巡るのもおすすめです。さらに、東京観光を深めたい方は東京美術館ガイド Part 2を参考にして、文化と芸術の旅を広げてみてください。

都会の喧騒のすぐそばに広がる森で、自然・信仰・都市が交差する東京の真の姿を感じてみてはいかがでしょうか。

項目内容
名称明治神宮(めいじじんぐう) 
所在地〒151-8557 東京都渋谷区代々木神園町1-1 
アクセス・JR山手線「原宿駅」徒歩1分 
・東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前〈原宿〉駅」徒歩1分 
・小田急線「参宮橋駅」徒歩3分 
・JR総武線「代々木駅」徒歩5分 
営業時間境内:日の出〜日の入り(季節により変動) 
宝物殿・御苑・ミュージアムは別途設定あり 
定休日なし(年中無休) 
入場料境内参拝:無料
明治神宮御苑:500円 
明治神宮ミュージアム:大人1,000円 / 高校生以下900円 / 小学生未満無料
所要時間目安約60〜90分(参拝・御苑・ミュージアムを含む場合は約2時間) 
公式サイトhttps://www.meijijingu.or.jp 
電話番号03-3379-5511 
備考初詣は日本一の参拝者数(例年300万人以上)を誇る/結婚式場あり 
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旅する戦略家。外資系企業経営を経て、現在は「Curating Japan」を運営中。何度も訪日する海外の方に向けて、日本各地の魅力や知られざる文化・イベントを紹介しています

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