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日本のアクセシブルツーリズム完全ガイド|誰もが安心して旅を楽しむために

実用アドバイス

日本を訪れる外国人旅行者の数が増える中、「誰もが安心して楽しめる旅」=アクセシブルツーリズム(Accessible Tourism)への関心が高まっています。
高齢者や障害のある方、子ども連れなど、さまざまな人々が快適に旅行できる社会の実現は、観光立国を目指す日本にとって欠かせないテーマです。
この記事では、日本や東京で進むバリアフリー観光の現状と実践例、受け入れ側ができる取り組み、活用できる公的リソースを紹介します。

アクセシブルツーリズムとは?

アクセシブルツーリズム(Accessible Tourism)とは、身体的・感覚的な制約を持つ人々を含め、すべての人が平等に観光を楽しめるようにする考え方を指します。
世界観光機関(UNWTO)は、「すべての人々が平等に旅行を楽しめる環境の整備」を加盟国に呼びかけており、ヨーロッパやオーストラリアでは法制度や認証制度も進んでいます。
日本でも「バリアフリー観光」や「ユニバーサルツーリズム」という言葉で広く知られるようになり、公共交通・宿泊・観光施設の整備が徐々に進んでいます。

日本における現状と課題

公共交通の対応

東京メトロやJR東日本をはじめ、多くの鉄道会社でホームドアやエレベーター、点字ブロックの設置が進んでいます。
しかし、乗り換えや地方路線でのサポート体制には地域差があり、外国人旅行者にとっては英語での案内や予約方法の分かりやすさが課題です。

宿泊・観光施設の整備率

観光庁の調査(2017)によると、バリアフリー客室を設ける宿泊施設は全体の約3割にとどまります。
一方で、東京都では「宿泊施設バリアフリーガイド(東京都産業労働局)」を公開し、
車椅子対応や段差解消などの具体的な設備情報を英語で紹介しています。
観光事業者や自治体が情報発信の参考にできる有用な資料です。

東京で進むアクセシブル観光の事例

最近では、バリアフリーに配慮した観光スポットが少しずつ増えてきています。
かつては段差や狭い通路のために訪れるのが大変だった場所も、スロープやエレベーター、多目的トイレの整備によって、車椅子のまま安心して楽しめるようになりました。
観光地に限らず、公園や美術館、ショッピングモールなど、日常の延長で出かけられる場所が増えているのも嬉しい変化です。

東京では、浅草寺・東京スカイツリー・東京タワー・上野動物園・国立西洋美術館など、観光と文化の両面でバリアフリー化が進んでいます。
また、すみだ水族館や越谷レイクタウンのような自然・商業施設も、誰でも安心して過ごせる人気スポットです。

東京ユニバーサルデザインナビ(UDナビ)

東京都は公式サイト「東京ユニバーサルデザインナビ(UDナビ)」で、
交通機関・観光地・商業施設などのユニバーサルデザイン実践例を紹介しています。
施設管理者が自館の改善点を見つける上でも参考になります。

外国人旅行者が安心できるサポートサービス

Japan Accessible Tourism Center(JATC)

NPO法人「Japan Accessible Tourism Center (JATC)」は、
車椅子利用者や視覚障害のある旅行者の宿泊・移動サポート、観光手配などを専門的に行っています。
実際に東京や京都などでの旅行サポート事例も豊富で、自治体・旅行会社にとっても良い参考になります。

Accessible Japan

英語圏の旅行者向けに日本のバリアフリー情報を詳しく紹介するサイト「Accessible Japan」では、
ホテル・観光地・交通手段の実体験レビューが掲載されています。
特に海外リピーターに人気があり、外国人目線の「本当に使える情報源」として注目されています。

迎える側が知っておきたい配慮ポイント

公的リソースの活用

東京都は公式サイト「だれでも東京」を通じて、
高齢者・障害者にやさしい施設情報を検索できるデータベースを公開しています。
「入口幅」「段差の有無」「トイレのタイプ」などの条件で絞り込みが可能で、
観光案内所やホテルが自施設の改善や案内づくりに活用できます。

また、飲食業界向けには「東京都飲食店バリアフリーガイド」も公開されており、
接客・案内・設備改善の事例が豊富に掲載されています。

心のバリアフリー

アクセシブルツーリズムの推進は、施設の整備だけでなく**「心のバリアフリー」が鍵です。
案内時には
ゆっくり・簡潔な英語で説明し、
補助犬や車椅子利用者への
自然な声かけと尊重の姿勢**を忘れないことが重要です。

外国人旅行者のマナー&エチケット完全ガイド
👉 観光案内所やスタッフ向けにも役立つ基本マナーを紹介しています。


まとめ|誰もが楽しめる旅の未来へ

アクセシブルツーリズムは、特別な取り組みではなく、「すべての人の旅行を豊かにするデザイン」です。
多様な旅行者を受け入れることで、地域や施設の価値も自然と高まります。
東京都をはじめとする各自治体の取り組みを参考に、
だれもが安心して訪れたいと思える観光地を共に作っていきましょう。

参考リンクまとめ

カテゴリ名称URL
公的情報東京ユニバーサルデザインナビ(UDナビ)施設・交通のユニバーサルデザイン情報
公的データベースだれでも東京バリアフリー施設検索(都公式)
宿泊宿泊施設ガイド(東京都産業労働局)英語版付き・都内宿泊施設のバリアフリー情報
民間団体Japan Accessible Tourism Center (JATC)観光サポートNPO
海外向け情報Accessible Japan英語による全国のバリアフリー観光情報
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旅好き食いしん坊ライター。方向音痴の全国通訳資格ガイド保持者。日本旅行リピーターも迎え入れる日本人側も両方ハッピーになるようなネタ探しに毎日奔走中

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