美術館や博物館が立ち並ぶ上野は、東京でもっとも文化の香りが漂うエリアのひとつ。
しかし実は、無料または500円以下で楽しめるスポットがたくさんあります。
このガイドでは、上野公園を中心に、気軽に立ち寄れる名所をまとめました。
歴史・芸術・自然が調和する「上野文化」を、散歩気分で体験してみてください。
無料で楽しめるスポット
国立国会図書館 国際子ども図書館

明治期の洋風建築を活かした、国内初の児童書専門図書館。
世界中の絵本や児童文学が並び、子どもはもちろん大人も楽しめるスポットです。
昔読んだ懐かしい一冊に出会えるかもしれません。世界各国の絵本も約2,000冊揃い、見ているだけでも楽しい空間。
貸し出しはできませんが、コピーは可能。カフェやテラス席も併設され、軽食もお手頃価格で穴場的な存在です。
建物も美しく、建築ファンにもおすすめの無料スポットです。
黒田記念館(東京国立博物館の一部)

国際子ども図書館の隣にある、小規模な美術展示館。
日本洋画の父・黒田清輝の作品が無料で公開されています。
代表作「湖畔」「読書」「舞妓」「智・感・情」は特別室にて年3回公開されます。
公開期間が限られているため、訪問前に開館スケジュールを必ずチェック。
建物自体も文化財として価値が高く、静かな空間で上質な時間を過ごせます。
館内は上島珈琲店とつながっており、鑑賞後にゆったりと一息つけます。
東京都美術館 公募展

公募団体や学校などによる公募展が年間を通して開催され、無料で見られる展覧会も多くあります。
公募展はほぼ毎週入れ替わり、絵画・書・工芸・盆栽・生け花などジャンルも多彩。
展覧会ごとに料金が異なり、各展示室入口で支払うシステムです。
公式サイトでスケジュールや料金を確認するのがおすすめ。
毎年開催される東京藝術大学の卒業展は圧巻です。
特別展は有料ですが、特別展チケットでいくつかの公募展が無料で観覧できる場合もあります。
上野の森美術館 公募展(VOCA展など)

若手アーティストの作品を紹介する公募展や学生展が開催されることが多く、無料または低料金で鑑賞可能。
時期によっては有料の企画展もあるため、事前に開催中の展覧会情報をチェックしましょう。
東京藝術大学大学美術館

日本を代表する芸術大学の附属美術館。
学生や卒業生による作品展やコレクション展が中心で、多くは無料または300円前後で鑑賞できます。
展示期間が限られているため、訪問前にスケジュール確認が必須。
特別展は有料になりますが、藝大キャンパス内には彫刻やモニュメントも多く、散策だけでも楽しめます。
上野公園内の寺社(寛永寺・上野東照宮など)

上野公園内には、歴史ある寺社がいくつも点在しています。
参拝や境内の散策は無料で、静かな時間を過ごしたい方におすすめ。
華やかな桜や紅葉の季節は、写真撮影にも人気です。
ワンコイン(500円以下)で楽しめるスポット
国立西洋美術館 常設展(一般 ¥500)

モネやロダンなど西洋美術の名作を多数所蔵。
世界遺産にも登録された建築(設計:ル・コルビュジエ)も見どころのひとつです。
ミュージアムショップやレストランだけの利用も可能。
また、毎月第2日曜日は常設展が無料で観覧できます。
したまちミュージアム(旧 下町風俗資料館)(大人 ¥300)

昭和初期〜昭和30年代の東京下町の暮らしを体感できるミュージアム。2025年3月9日に、「下町風俗資料館」から名称を変え、「したまちミュージアム」としてリニューアルオープンしました。
1階では長屋や商店の実物大展示、2階では下町文化・歴史・伝統展示、3階では企画展示と下町情報コーナーが整備されています。
旧東京音楽学校奏楽堂(大人 ¥300)

日本最古の音楽ホールのひとつで、クラシックコンサートも行われる歴史的建築。
木造ホールならではの温もりと、音響の良さが魅力です。
見学のみでも入館できるので、建築や音楽好きにぴったり。
旧岩崎邸庭園(大人 ¥400)

明治時代の実業家・岩崎家(旧三菱財閥)邸宅。
洋館・和館・庭園が一体となった美しい空間で、フォトスポットとしても人気。
優雅な建築を眺めながら、近代日本の上流文化を感じられます。
上野文化を、もっと身近に
上野は「お金をかけずに楽しめる東京の文化エリア」。
無料やワンコインの施設をうまく組み合わせれば、1日でアート・歴史・自然を満喫できます。
「行ったら開いてなかった!」ということがないよう、
事前に各施設の公式ホームページで最新の開館情報・スケジュールをチェックするのをお忘れなく。
ぜひ歩きやすい靴で、ゆったりと「上野カルチャー散歩」に出かけてみてください。